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不動産ミニ講座

2017.07.06 | ニュース

東京都心不動産価格は五輪後も上がり続けるのか

2020年東京五輪まで、あと3年となった。1964年の第18回東京五輪のときも、東京中が工事だらけになったのは、開幕の3年前から。首都高速道路はわずか3年で造り上げられ、東海道新幹線の工事も最後は急ピッチだった。国立代々木競技場にいたっては用地返還が遅れたため、わずか1年前に着工し、「もう間に合わない」と日本中がやきもきした。

 それ以後、世界各地で五輪を開催するたびに、「間に合わない」と騒がれているので、間際で施設が完成するのは五輪の宿命なのかもしれない。


2020年前後の不動産価格に三つの予測

 その五輪が開かれる東京の不動産価格に関して、ひとつの予測が出ている。それは、「20年東京五輪まで不動産価格は上昇し、その後、下がる」というもの。私自身、東京五輪招致が決まった13年9月から、「これから東京五輪まで東京の不動産価格は上がり、その後下がる」との予測を出した。その後、本連載の15年10月の記事で「東京五輪のあとも、超都心の不動産価格は下がらない」という新たな予測も出した。

 五輪閉会式から半年ぐらいは下がるものの、その後、持ち直して、上がり気味に推移する。大きく上がるわけではなく、高止まりの様相を呈するだろう、と予測。いわば、第二の予測である。

 「東京五輪の後、下がる(下がり続ける)」が第一の予測で、「直後に少し下がるが、その後、持ち直して高止まりする」が第二の予測。いずれにしろ、東京五輪後に下がる点は一致しているため、今、「高く売るなら、東京五輪の1年前」説が広まっている。

 多くの人がこの説を信じると、実際の市況は、反対の動きをする。株と不動産では、そのような逆転現象がよく起きる。

 具体的には、東京五輪の1年前、中古マンションの売り出しが増え、新築も巻き込んで、取引価格が下落。その後、東京五輪時には回復し、五輪閉会後も価格は下がらず、むしろ上昇し続ける。

 そんなバカな、と思う人が多いだろう。「五輪後も上がり続けるわけがない」と。ところが、それを実証した都市がある。

 それは、今から5年前に五輪を開いたイギリスのロンドンだ。

毎日新聞
https://mainichi.jp/premier/business/articles/20170705/biz/00m/010/008000c
櫻井幸雄 / 住宅ジャーナリスト 2017年7月6日

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